ビジネスパーソンの英語コミュニケーションのために

ETNのカリキュラム

2.ETNの考え方

「英語は苦手」「嫌い」という方も多いのではないでしょうか?

なぜでしょう?恐らく中学や高校での英語の授業が原因で苦手・嫌いになった方が多いのではないでしょうか。英語の学習は「勉強」ではないというのがETNの立場ですが、中学や高校での英語は「勉強」でした。まるで古代エジプトの象形文字の解読方法を勉強しているようではなかったでしょうか(現在は改善が進んでいるそうですが)。本来「英語」は、数学や物理などの他の教科とは違い、机に向かってガリガリと「勉強」する「学問」ではないのに、です。これから再度英語を習得しようと考えている方は、中学や高校での英語の勉強のイメージは忘れてください。英語という「ツール」を身につける方法は、英語という「学問」を勉強する方法とは全く異なるからです。

英語の「学習」は「勉強」ではありません!「繰り返し」が必要なため時間がかかるだけです。

「学習」と「勉強」は大きく違います。例えば人間以外の動物は、「学習」はできますが「勉強」はできません。物理学の世界で、宇宙物理学を理解するためには、アインシュタインが発表した一般相対性理論を「勉強」しなければなりません。これは人間以外の動物にはできない「勉強」です。しかし、金魚にえさを与える前に水槽を軽く叩くことを毎回続けていると、金魚は、水槽がたたかれるとえさがもらえると思い水面に寄ってくるようになります。これは人間以外の動物でもできる「学習」です。そしてその「学習」には繰り返しが必要です。英語の習得は「勉強」ではなく、この「学習」です。確かに文法については、大人の脳の性質を最大限活用するために、多少難しい構文を理解する必要があります。その意味では多少の「勉強」は必要です。しかしながら、理解すべき文法のなかで一番難しい部類にはいる仮定法過去完了でも、理解するためにそれほど労力がかかることではありませんし、それ以上複雑な文法は、無視して例文を覚える方が効率的ですので、必要とされる「勉強」は実は非常に少ないのです。そのような「勉強」よりも重要なことは、理解したことを「記憶」して「自動化」するための「学習」すなわち「繰り返し」です。そしてその繰り返しは、電車・バスの中、歩きながら、車を運転しながら、家事をやりながら、お風呂に入りながら、用を足しながらでも可能です。

ETNは、ネイティブと日本人の2人のTutorによるOne to Oneのフルサポート体制で、「TOEIC®400点を2年で900点+α」を目標とした科学的にみても効率的なカリキュラムをベースに学習を進めます。

*TOEFL®の点数が現状400点以下の方やそれ以上の方、目標は900点以下でも構わないけれど、学習期間を短縮したい方、どうしても1日90分の自主学習時間が確保できない方などにも対応可能です。お客様のそれぞれのご事情やご要望により、ETNのベースのカリキュラムを修正し対応させて頂きます。

ETNは、「世界標準のビジネスコミュニケーション力」の向上を学習の目標としています。つまり、世界標準のビジネス英語と、世界標準のことば以外のコミュニケーション要素の両方を学ぶべき対象とします(以降、この2つを合わせて、単に「英語」もしくは「ビジネス英語」という場合があります)。前者は、「語彙」「文法」「発音」「流暢さ」「社会言語学要素」の5つ、そして後者は、特にビジネスの世界における、ことば以外にコミュニケーションに影響を与える要素が学習項目になります。学習の目標は「TOEIC®900点+α」と設定しました。「+α」とは、「書く・話す」英語と、社会言語要素およびことば以外のコミュニケーション要素を含むという意味です。そしてその目標を達成するために、科学的に見ても効率的な学習方法とスケジュールを採用した、個々の学習者に適合したカリキュラムを提供し、それに沿って学習を進めます。

ETNのアプローチ
ETNのアプローチ

カリキュラムを作り上げていく中で、ETNが特に注力したことが学習の効率性です。

忙しいビジネスパーソンの方々に、どのようにしたら効率的・効果的に英語を習得してもらえるか。それを突き詰めた結果、第二言語習得研究と脳科学研究に基づいて全て根拠のある効率的・効果的な学習方法とスケジュールを提供するというところに行き着きました。「なぜこの学習方法がいいのか」を可能な限り科学的に、そして論理的に突き詰めた結果がETNのカリキュラムになっています。また、その突き詰めた結果が、ネイティブと日本人の2人のTutorによるOne to Oneのフルサポート体制と、2年という期間にわたるカリキュラムを採用したことにもつながります。2年で1,000時間の学習を前提としたカリキュラムのため、1週間1回のTutoringに加えて、1日90分程度の「ながら時間」を活用した自主学習が必要になります。ちなみにETNでは「レッスン」を「Tutoring(テュータリング)」と呼びます。

学習者の目標達成を効率的・効果的に、かつ確実に実現するためには、「ネイティブと日本人の2人のTutor」が必要です。

「英語を第二言語として学習したことがないネイティブに英語が教えられるのでしょうか?」そして、「英語を母国語としない日本人に英語が教えられるのでしょうか?」という2つの疑問に対してETNが出した答えです。日本語を母語とする人で、英語を第二言語として習得した方達は、自分の経験もしくは他の学習者とのTutoringを通して、日本人が陥りやすい間違いや、日本人が英語を習得する上で壁になりそうなところをよく知っています。学習者が無駄な苦労を避け、効率的に英語を習得するためには日本人Tutorは必要です。また、大人の初・中級の学習者が未習の単語や文法項目を理解するときは、先ずは日本語で理解することになります。文法の場合は、日本語との違いも意識しながら理解することも多いでしょう。この部分も日本人Tutorによるサポートが重要となる部分です。加えて、日本人で英語を習得された方々は皆、様々な苦労を経験しています。自分がやってきた学習方法を振り返ると無駄だったと思うことも多いと思います。それらの経験は、これから英語を習得しようとする学習者の方々が効率的に学習するために必ず役に立ちます。一方で、日本人Tutorだけでは非常に効率が悪いと言わざるを得ません。単語と文法は正しい英語でも、ネイティブには非常に不自然な表現も少なくありません。例えば、”The brothers of my parents were four.” という英文は文法的には全く問題ありませんが非常に奇妙な文です。”I had four uncles” がより自然の英文です 。この程度であれば、日本人Tutorでも対応可能だとは思いますが、”Please sit down” は「うろうろしていないで着席しなさい!」というニュアンスがあること*1などは、ネイティブにしかわかりません。これは社会言語要素の一つの例でもあります。また、学習者の発音・イントネーションがネイティブに本当に通じるかどうかはネイティブにまかせるべきです。加えて、ビジネス上の定型表現、社会言語要素や、表情やジェスチャーなどのことば以外でコミュニケーションに影響を与える要素もネイティブに教わったほうが効率的かつ確実です。

なぜネイティブと日本人の2人のTutorが必要なのか?

「フルサポート」によって学習者の目標達成を効率的・効果的かつ確実に実現します。

英語を習得できない最大の理由は、英語の習得方法がわからないからだとETNは考えます。ETNの役割は、学習者が目標を達成するための最短距離を提示し、そこへの到達方法と手足の動かし方を教えることです。つまりETNは、英語を教えることに加え、自主学習を含めた英語の学習を総合的にサポートします。具体的には、まずETNは個々の学習者の英語力と目標、適正そして好みにマッチした、科学的にみても効率的で効果的な学習方法とスケジュール(カリキュラム)を提案します。それらは「理解」→「記憶」→「自動化」のプロセス、「インプット」と「アウトプット」を重視し、「トップダウン」と「ボトムアップ」の両方からアプローチするものです。

また、ETNが提案した学習方法に適合した市販の教材を、個々の学習者の現状の英語力と目標、好みや適性などを考慮に入れて選定します。英語を効率的に習得するためには、複数の教材を同時平行的に使用する必要がありますが、個々の学習者に最適な組み合わせを提案します。そして、それらの教材を使用してTutoringを行い、自主学習を進めて頂きます。Tutoringでは、英語を教えることに加え、自主学習での教材の使い方などの具体的な学習方法のフォロー、自主学習でのわからないところのフォロー、そしてネイティブとのTutoringの予習や日本人とのTutoringの復習などを行います。Tutoringとは別に、3ヶ月に1回カウンセリングも行います。そこでは、学習の進捗状況を確認すると同時に、必要に応じて学習目標の変更、学習方法やスケジュールの修正を行います。

ETN のフルサポートとは?

「TOEIC®400点を2年でTOEIC®900点+α」の「TOEIC®400点を900点」は、大卒新入社員の平均点やETSの基準などを参考に設定した目標です。

もちろん、現状TOEIC®400点以下の方や以上の方、目標点数を900点よりも低くして学習期間を短く設定したい方なども対応可能です。TOEIC®は「読む・聞く」能力はある程度正確に測れるので、客観的な目標としてその点数を使用しています。2010年度大卒新入社員のTOEIC®平均スコアは485点*2でした。この平均スコアは、昨今の就職難の影響で、学生達の英語学習熱が高くなっていることから年々上がっているそうです。また、この点数は上場企業に入社した新入社員を対象としているということです。以上のことを考慮した結果、ETNでは400点を基本の出発点としました。一方で、TOEIC®を運営するETSによると、満点990点中860点以上は、「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる」レベルで、「自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている」と評価しています。また、これはあくまで参考ですが、一気に国際的な企業に躍り出た韓国のサムスンの新入社員の基準は900点以上だそうです。課長に昇進するには920点以上が必要で、取れないと実質会社にはいれなくなるといいます。一方でソニーの課長は650点以上とのこと。以上のことを総合的に考慮した結果、ETNでは900点を基本の目標と設定しました。

「TOEIC®400点を2年でTOEIC®900点+α」の「+α」は、「書く・話す」能力と社会言語能力、そしてことば以外にコミュニケーションに大きな影響を及ぼす要素の習得も目指すことを意味しています。

TOEIC®は「書く・話す」能力は正確には測れません。下の図はTOEIC® 730点以上のビジネスパーソンのうち、半数以上の方が簡単な商談や取引もできないと回答しているアンケート結果です。この結果は、主にTOEIC®が「書く・話す」能力を判定できないことが原因であると考えられます。また、既に説明した通り、脳は情報を何度も入れ込むより、その情報を何度も使った方が長期間安定して情報を保存することができるという脳科学研究からの報告があります。これは「読む・聞く・書く・話す」の4つの能力を同時に強化する方が効率的に英語を習得できるということを意味しています。これらの意味も「+α」に込められています。社会言語能力は一部TOEIC®の範囲に入っていることもあるでしょう。しかしながらTOEIC®対策で出てくる程度では不十分です。ことば以外の要素についてはTOEIC®で対応することは不可能ですので「+α」に入れてください。ちなみに、下のもう一方の図は、英語で簡単な商談ができると答えた方のうち、TOEIC®に特化した学習をした人が3割以下であることを示しています。「読む・聞く」偏重のTOEIC®対策の学習に特化するのではなく、仕事で使える総合的な英語力の向上を目指しましょう。

30歳以上のビジネスパーソン1,000人アンケート

30歳以上のビジネスパーソン1,000人アンケート

目標「TOEIC®400点を2年で900点+α」の理由

「TOEIC®400点を2年でTOEIC®900点+α」の「2年」は、目標の学習時間を1,000時間と設定し、週1回75分のTutoringと毎日90分程度の「ながら時間」を活用した自主学習を前提とした場合の学習期間です。

1週間に1回(75分)のTutoringでは、1年を48週とした場合、1年で60時間にしかなりません。この程度の学習では、いくら効率的な学習方法でも英語の習得は絶対に不可能だということは、いままでの説明で理解できると思います。従って自主学習は絶対に必要になります。中学・高校での英語の学習時間と、アメリカやカナダでの語学習得に関する事例、ETNの日本人Tutorの方々の経験等を総合した結果、ETNでは1,000時間を目標の学習時間としました。そして、ながら時間を活用して1日90分の自主学習を毎日継続すれば、1年で500時間以上、2年で1,000時間以上を確保することが可能になります。1日90分を毎日確保することは難しいと思っていませんか?しかし、通勤時間は1日どれくらいですか?電車でも車でも片道30分程度はありませんか?電車・バスの中、歩きながら、車を運転しながら、家事をやりながら、食事しながら、お風呂に入りながら、用を足しながら、英語の学習は主に繰り返しですから、「ながら時間」をうまく活用すればどんなに忙しい人でも1日90分位は確保できるはずです。例えば、毎日通勤時間1時間と、机に向かう30分でトータル1時間半を確保するというのがお勧めです。これだとできそうではないですか?「記憶」と「自動化」のための「インプット」の繰り返しは通勤時間に行い、「理解」と「アウトプット」の繰り返しは机に向かって行うというのが、インプットとアウトプットのバランス、「理解」「記憶」「自動化」のバランスの面からも理想的です。週末にまとめて学習することはやめてください。毎日学習した方が間に睡眠が入り、その間に記憶が整理されるため、より効率的に学習できるということが脳科学的に立証されているからです。どうしても毎日90分を確保することは無理だという方も対応可能です。学習の効率性は若干落ちると思いますが、その場合はカリキュラムを2年から3年程度に修正することになります。

英語を習得するには、一定期間集中して学習する時期が必要です。

英語を習得するには多くのことを記憶する必要があります。そして、記憶したものを無意識的に使えるように自動化する必要があります。人間の脳は、「記憶」にも「自動化」にも「繰り返し」を要求することは既に説明しました。脳内の記憶をつかさどる「海馬」は、長くて1ヶ月程度しか記憶を保管しないので、1ヶ月以内に覚えたい情報を何度か繰り返し海馬に送信する必要があります。そうすると海馬はその情報を必要な情報と判断し、情報の貯蔵庫である側頭葉に保存します。多くのことを記憶するには、短期間で集中して繰り返す必要があるということです。また、側頭葉に保存されたエピソード記憶を手続き記憶化するにも、何度も繰り返す必要があります。手続き記憶化されれば、そう簡単には忘れなくなります。子どもの頃に自転車の乗り方を教わって、それから何十年も自転車に乗らなくても乗り方は覚えているものです。この手続き記憶化も、情報が側頭葉に送られてから直ぐに、そして集中的に行った方が効率的です。東京外国語大学の名誉教授であった千野栄一氏は、外国語を習得しようと決心し、具体的に習得に向かってスタートしたときは、まずはがむしゃらに進む必要がある。「これは人工衛星を軌道に乗せるまでロケットの推進力が必要なのと同じで、一度軌道に乗りさえすれば、あとは定期的に限られた時間を割けばいい。」*3といっています。

2年の理由

「TOEIC®900点+α」の目標を達成できたとき、それは英語学習の基礎が完成したときと思ってください。

この時点では、英語を習得していない周りの方々から見るとあなたはかなり英語が出来る人だと思われるでしょう。しかしながらこの時点でもあなた自身は満足できていないと思います。なぜならば、その頃には、TOEIC®満点を取る事はそれほどすごいことだとは思わないようになっているからです。この時点であなたが満足する英語力を身につけるためには、この基礎が完成したあとも継続的な学習が必要です。しかしながら、その頃には英語習得方法についてご自身の考え方も確立されていると思いますので、誰の助けも必要ありません。自分がよいと思う方法で学習を継続してください。

もう一度本気で英語を習得したいと思ってはいるけどやり方がわからない、そのような社会人の初・中級者の方々が効率的にビジネス英語を習得するためのお手伝い、それがETNの使命と考えています。

*1
courrier-japon 2013年9月号
*2
TOEIC®を運営する財団法人ビジネスコミュニケーション協会の「TOEIC®大学就職課調査」
*3
千野栄一(1986)「外国語上達法」
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