Prosody

 強弱・イントネーション について

強弱・イントネーション とは!

 

Prosody (プロソディー) とは、広義では、発話の強弱 (リズム)、イントネーション (抑揚) などの音声学的要素のことです。文法によって定められているものと、話者の感情や文脈によって変わるものがあります。

 

比較的平坦な言語であると言われている日本語と比べ、英語は強弱 (リズム) やイントネーション (抑揚) が重要な言語です。それらを誤った形で発話すると、全く理解してもらえなかったり、意図しない意味で伝わったりすることがあります。

 

基本の特徴を理解した後、真似しながら繰り返し練習すれば、徐々に身に付いていきます。

強弱 (リズム) とは!

 

英語は、発話の強弱やスピードの差によって、独特のリズムが生じます。基本的には、意味的に重要なところ (content words 内容語) は強く発話し、あまり重要ではないところ (function words 機能語) は弱く発話しますが、話者の意図や前後の関係で変化することもあります。ちなみに一般的には、強く発話するところはゆっくり、弱く発話するところは早く発話します。

内容語 (content words): 名詞・本動詞・形容詞・副詞・数詞・疑問詞のように実質的な内容を表す語。

機能語 (function words): 代名詞・be動詞・前置詞・接続詞・助動詞・関係詞などのように文法的な関係などを表す語。

 

日本語は平坦な言語と言われます。あまり強弱をつけない言語に慣れた日本人にとっては難しく感じるかもしれません。最初は極端なくらいに強弱を付けて練習してみましょう。

* オレンジ色の単語の太字の部分が強

強弱 (リズム): 内容語を強く、機能語を弱く発話する例

名詞が強

There is a dog under the table.

本動詞・名詞が強

He bought me a watch.

形容詞・名詞が強

She is a safe driver.

本動詞・名詞・副詞が強

You can park your car here.

数詞・名詞が強

There were 5 cats in my garden.

疑問詞・本動詞・名詞が強

Which do you like, cats or dogs?

疑問詞・本動詞・形容詞・名詞が強

Why did you buy this expensive bag?

本動詞・名詞が強

I’m reading a book which I borrowed from the library.

否定語・本動詞・名詞が強

I had never spoken to a foreigner before I entered college.

* オレンジ色の単語の太字の部分が強

強弱 (リズム): 例外(文脈や話者の感情によって変わるもの)

文意から前置詞も強く発話する例

Where are you from?

文意からbe動詞も強く発話する例

Are they from Italy? – Yes, they are.

指示代名詞や所有代名詞を強く発話する例

Is this bag yours?

比較するため前置詞を強く発話する例

It’s under the table, not on the table.

 

英語では、強く発話する場合 (強形) と弱く発話する場合 (弱形) で、発音が変化する単語が多くあります。

* オレンジ色の単語の太字の部分が強

強形と弱形で発音が変化する単語の例

Where are you from?
強 ”from”:/frʌ́m/

– I’m from London.
弱 ”from”:/frəm/

Are they from Italy?
弱 ”are”:/ə/

Yes, they are.
強 ”are”:/ɑ́ː/

Will you close the window?
弱 ”will”:/wəl/

Yes, I will.
強 ”will”:/wíl/

Who gave her a car?
中間 ”her”:/hər/

Did your child give it to her?
弱 ”her”:/ər/

Her child did.
強 ”her”:/hə́ːr/

イントネーション(抑揚)とは!

 

イントネーション(抑揚)とは、音声の言語において、文につけられた音の高低(ピッチ)のパターンを言います。イントネーションの違いによって、話し手の気持ちやニュアンスの違いを表すことができます。イントネーションを間違えると、意図した意味とは全く違う形で相手に伝わってしまう可能性があるので注意が必要です。イントネーションは、文法によって定められているものと、話者の意図によって変わるものがあります。

 

日本語もイントネーションによって気持ちやニュアンスの違いを表しますが、英語は、日本語に比べて、より多くの意味の違いをイントネーションによって伝えることができると言われています。先ずはネイティブ・スピーカーのイントネーションを真似ることから始めましょう。

文法として決まっているイントネーションの例

This is my pencil.


「これは私の鉛筆です。」
「これは私の鉛筆ですか?」

* 単に情報を伝える平叙文でも、文の終わりを上がり調子で言うと疑問文になります。

He doesn’t like sweets, does he?


「彼は甘いものが嫌いだよね。」
「彼は甘いものが嫌いですか?」

* 付加疑問の場合、付加された部分を上がり調子で言うと、確信しているけど念の為に確認している意味になり、下り調子で言うと、確かではない為に尋ねている意味になります。

文法として決まっていないイントネーションの例(話者の意図により変化)

Excuse me.


「すみませんが」
「もう一度言ってください」

* 上がり調子で言う場合と、下がり調子で言う場合とで「意味」が変わります。

Yes.



「はい」
「はい、なんでしょうか」
「まあ、そうですけど」

* 上がり調子、下がり調子、平坦に言う場合とで「意味」と「話者の感情」が変化します。

What is your name?



普通に「お名前は?」
事務的に「名前は?」
高圧的に「名前?」

* イントネーションの違いにより、「話者の態度」が変化します。

目標は「自分の言いたいことを自由に表現できる会話力」。by ETN

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