Dictation & Analysis

ディクテーションの効果・方法と分析

ディクテーションの効果

  • 時間がかかるが、リスニング力強化に効果大。

  • 聞けない音、苦手な音がわかり、リスニング力の弱点を客観的に理解できる。

  • 弱点を集中的に強化することにより、リスニング力を効率的に強化できる。

  • 意味と文の構造 (文法・構文) を意識しながら書き取ることで、英文を前から理解する脳回路の基礎を作る。

ディクテーションの方法

  1. 自分のレベルにあった音源付きの英文を用意。

  2. 1文ずつ音源を再生しながら書き取る。

  3. 意味と文の構造を意識しながら聞いて記憶し、英文を文字に起こすこと。

  4. 1回で聞き取れない場合は、数回繰返し聞いてみること。

  5. 聞き取れないところは空欄にしておく。スペルがわからない場合はカタカナでも可。

ディクテーション結果の分析

聞き取れなかった理由を自己分析しましょう。下記の4つの内どれですか?

  1. 単語の意味がわからない。

  2. 単語単位では聞き取れるが、文の意味を理解できない。

  3. 繰返し聞けば聞き取れるが、1回目では聞き取れない。

  4. スクリプトを見れば理解できるが、聞き取れない。

理由がわかれば対策はあります。

  1. の対策: 語彙力強化。必ず発音方法 (アクセント含む) も同時に覚えましょう。

  2. の対策: 熟語力・文法力強化。必ず例文を聞いて、発音して、覚えましょう。

  3. の対策: 処理スピード強化。単にスピードについていけない場合と、下記 D.の理由の場合があります。単にスピードについていけない場合は、繰返し聞き、自分でも同じスピードで発音できるように練習しましょう。

  4. の対策: 更にいくつかの理由に分けられます。

    1. 単語の発音方法を間違って覚えていた:正しい発音方法 (アクセント含む) で繰返し発音してみましょう。

    2. 連結・脱落・同化や、強弱による音声変化が起こると聞き取れない:「発音知識習得」で音声変化について理解し、「英語の音の体得」のトレーニングをやってみましょう。

    3. そもそも発音していないから聞き取れない:発音していないところも補足して聞き取れるようになるためには、多くの英語に触れるしかありません。

ディクテーション用サンプル音源

スティーブ・ジョブズ:スタンフォード大学卒業式スピーチから(上級者向け)

SAMPLE-1
SAMPLE-2
SAMPLE-3
  1. 音源を再生して書き取ってみよう。聞き取れない場合は数回聞いてみよう。

  2. スクリプト (下記参照) を確認。聞き取れない理由を分析しよう。

  3. 聞き取れない理由がわかったら、早速対策に着手しよう。

SAMPLE-1 スクリプト

Thank You. I am honored to be with you today for your commencement from one of the finest universities in the world.

honor /ɑ́nər/ (動) 光栄と感じさせる ⇨ be honored to 〜: 〜して光栄です

commencement /kəménsmənt/ (名) 卒業式: 動詞 commence /kəméns/ は「始まる」の意。その名詞「始まり」から「卒業式」の意。

SAMPLE-2 スクリプト

Truth be told I never graduated from college and this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation.

truth be told: 「真実は語られる」から「実を言うと」の意。

I (have) never graduated 〜: 現在完了形の “have” が省略されている。

this is the closest I have ever gotten to a college graduation: “this” は「この場」のこと。 “the closest” は「一番近いところ」の意。次の “I” 以下がどのような「一番近いところ」かを説明している。 “closest” の後に “place where (関係副詞)” を入れると理解しやすい。 “get to 〜” は「〜に到達する」。「経験」を表す現在完了形で、全体の意味は「この場所は、私が今までに大学の卒業式というところに到達した一番近いところ」

SAMPLE-3 スクリプト

Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.

want to: 口語では通常 “wanna” /wɑ́nə/ と発音される。

that’s (that is) it: 「ただそれだけです」の意。“that’s (that is) all” と同じ意。口語では良く使用される。

deal /díːl/ (名) 取引 ⇨ no big deal: 「大きな取引ではない」から「大したことはない」の意。

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