How to Improve Your English Fluency

流暢に英語を使えるようになるには?

llll 流暢に英語を使うには「自動化」が必要!

 

英語で仕事ができるようになるには、自分の意見を英語で自由に表現できなければなりません。それには、単語と文法の組み合わせで無限の文をつくれるようになること。そしてそれを正確に発音できるようになることが目標です。

 

英単語を覚えて、文法と発音を学習しても、それだけではその目標は達成できません。それら3つの基礎知識を、無意識的に、かつ「自動的」に使えるようにする必要があります。これを第二言語習得研究では「自動化」といいます。脳科学では「エピソード記憶」の「手続き記憶」化といいます。

 

例えば、英語で流暢に会話するためには、「相手が発する単語の発音を聞き取って、その意味を理解し、構文や文法構造を解析した後、適切な単語を選び、構文・文法に沿って組み立てて、適切な発音を選び発話する」という処理を「自動化」する必要があります。

llll 「自動化」すべき8つのこと!

 

「読む・書く・聞く・話す」という言語活動をするとき、人間の脳は下図にある①〜⑧の処理を行っています。

 

英語で会話する場合は、「聞く」ことと「話す」ことを連続して行うので、③と④の処理を同時に行った後に、⑤と⑥と⑧の処理をほぼ同時に行っています。すなわち、「単語の発音を聞き取って、その意味を理解し、構文や文法構造を解析し理解」(③④)した後、「適切な単語を選び、構文・文法に沿って組み立てて、適切な発音を選び発話する」(⑤⑥⑧)処理を瞬時に脳内行っています。

 

「読む・書く・聞く・話す」の4つ全ての言語活動の流暢さを向上させるには、①〜⑧の脳内の処理を自動化させることです。

 

音読・リピーティング・シャドーイング・暗唱・書き写し・ディクテーション・多読・多聴・リフレージングなどの様々なトレーニングを、学習レベルに応じて適切に組み合わせて行うことにより、①〜⑧の全てを自動化することが可能です。一部を紹介します。

llll 音読の自動化促進効果!

 

関西大学大学院の門田教授は、文字言語を音声言語に即座に正確に変換する(音読)トレーニングを繰り返すことにより、文字を音声化することの自動化を促進する、つまり、文字を見たとき自動的に発音できるようになり、意味内容を意識しながら音読することで、語彙や構文などを記憶し、潜在記憶化(手続き記憶=自動化)する、つまり、語彙や構文も無意識的に理解できるようになるといいます。

 

要するに、音読は、書いてある英語の文章を、意味と文法構造を理解しながら声を出して繰り返し読むことで、①文字(単語)を見て、その意味を理解すること、 ②読んだ文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑧適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

llll リピーティングの自動化促進効果!

 

リピーティングとは、全文を聞いたあとで復唱すること。前出の門田教授は、この音声言語を正確に再現するトレーニングを繰り返すことにより、音声を知覚する(聞き取る)ことの自動化を促進する、つまり自動的に聞き取れるようになり、意味内容を意識しながらリピーティングすることで、語彙や構文などを記憶し、潜在記憶化(手続き記憶=自動化)する、つまり、語彙や構文も無意識的に理解できるようになるといいます。

 

要するに、リピーティングは、英語の文章の音声を、一文ごとに意味と文法構造を理解しながら聞いて記憶し、その聞いた英文を声に出すことで、③単語の発音を聞き取って、その意味を理解すること、④聞いた文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑧適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

llll シャドーイングの自動化促進効果!

 

シャドーイングは、英語の文章の音声を、意味と文法構造を理解しながら、聞いたそばから(1〜2語遅れて)影のように後について声に出すことで、③単語の発音を聞き取って、その意味を理解すること、④聞いた文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑧適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

 

ノーマン・セガロウィッツ教授(心理言語学)は、シャドーイング(及び、リピーティング)の高い効果は認めていますが、一方で「シャドーイング(及び、リピーティング)する際は、その意味をイメージする訓練が必要。何も考えずに機械的に反復しても、せいぜい発音が自動化されるだけ」と指摘しています。

llll 暗唱の自動化促進効果!

 

暗唱は、書いてある英語の文章を、意味と文法構造を理解しながら黙読・記憶し、それを見ないでその英文を声に出して唱えることで、①文字(単語)を見て、その意味を理解すること、②読んだ文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑧適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

llll 書き写しの自動化促進効果!

 

書き写しは、書いてある英語の文章を、意味と文法構造を理解しながら黙読・記憶し、それを見ないでその英文を書き写すことで、①文字(単語)を見て、その意味を理解すること、②読んだ文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑦適切なスペルを選び筆記することの自動化を促進します。

llll ディクテーションの自動化促進効果!

 

ディクテーションは、英語の文章の音声を、意味と文法構造を理解しながら聞いて記憶し、その聞いた英文を文字に起こすことで、③単語の発音を聞き取って、その意味を理解すること、④聞いた文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑦適切なスペルを選び筆記することの自動化を促進します。

llll リフレージングの自動化促進効果!

 

リフレージングは、英語の文章の音声を、意味を文章構造を理解しながら聞いた後、同じ意味の違う英文に口頭で言い換えることで、⑤適切な単語を選ぶこと、 ⑥構文・文法に沿って組み立てること、⑧適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

llll 多読・多聴の自動化促進効果!

 

米ピッツバーグ大学言語学科の白井教授は、自分の興味があってよく知っている分野について徹底的に読んだり聞いたりすること(多読・多聴)を勧めています。

 

リスニングは聞いても20%しかわからないような教材を聞くより、80%以上わかる教材を何度も聞く事。その素材をリーディングにも使う事も有効だと指摘。なぜなら、リスニングの時はスピードが早すぎて単語・意味を理解するだけで終わってしまいがちでも、読むときは文法構造まで処理する余裕がでてくるから。それを何度も繰り返すことにより、読解と聴解の自動化が進みます

 

前出の門田教授も徹底的に読む「多読」の有効性を主張しています。多読は「単語を知覚し、心の中の辞書にアクセスして意味を理解し、文法構造を解析するといった読解の処理を自動化してくれます。知らない単語・語句、文法・構文がほとんどなく、楽々と意味理解ができるレベルの本を多読する事が「自動化」を促進する」といいます。

llll 自動化トレーニングのコツは強化部分を意識すること!

 

上記のトレーニングを行う際、重要なことは、何のためにそのトレーニングをするのかを理解し、意識しながら行うことです。

 

ジムで筋力トレーニングをする際、色々な筋肉を様々な方法でトレーニングしますが、それぞれのトレーニングがどの筋肉を鍛えるものなのかを理解して、その筋肉に意識を集中してトレーニングすると、効果の現れ方が全く違うそうです。

 

英語の学習も同じ。音読にしろシャドーイングにしろ、なぜそれをやるのかを理解してやると、モーティベーションも違ってきますし、効果も必ず違ってきます

llll <ご参考> 瞬間英作文の注意点

 

 

しかし、瞬間英作文は、日本文を瞬時に英文に変換する能力は向上しますが、英文を英文のままアウトプットする能力は向上されません。英語で発言する際、まず日本語で考え、それを英語に置き換える処理をする癖がついてしまう恐れがあるので、瞬間英作文のトレーニングは推奨しません

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