How to Learn English

実録・英語学習法講座

仕事に必要となる英語コミュニケーション力とは、

「自分の言いたいことを自由に表現できる英語力 」

英語学習のポイントは2つ

1. 英語は難しい「勉強」や「学問」ではなく、繰り返しが必要な「学習」。

2. やらなければならないことは決して難しくないが時間が必要。

llll 中学・高校の英語の学習の何がダメなのか?

我々日本人は中学・高校と6年間英語を勉強してきたが、

「日本人は、アジアで一番英語ができない国民」

といわれている。

Why?

llll 中学・高校での英語の学習法

日本の中学・高校の英語の学習方法は

「文法訳読方式」

それは、文法を重視して、日本語に訳して読み解く学習法。

“Pizza is regarded as one of the most popular foods to come out of Italy.”

例えば、上の文を「文法訳読方式」で日本語に訳してみると、

「ピッツアは、イタリアから来た最も人気のある食べ物の一つと見なされている。」

このように「後ろから戻り訳す」ことになる。
なぜなら、英語を日本語の語順が全く違うから。

しかし、リスニングでは「後ろから戻り訳す」ことはできない。
聞いたことばはどんどん消えていくから。

英語を使えるようになるには、英語の語順のまま、
前から前から理解していく必要がある。

つまり、 英語の語順の回路(英語脳)を作る ということ。

それには「自動化」(後述) が必要。

llll 英語脳

そもそも、相手の英語を日本語に訳して理解したり、
日本語から英語に訳して発言していたら、スムーズな会話にならない。

英語を英語のまま理解し、
英語で考えたことをそのまま発言する必要がある。

そのためには、「英語脳」が必要ということ。

それには「自動化」(後述) が必要。

ちなみに「英語脳」が存在することは、
バイリンガルの脳波を測る実験により、科学的にも証明されている。

llll 学習時間について

日本での英語の授業は、
中学・高校でトータル約780時間

授業と同じ時間の自主学習を行ったと仮定すると、
高校卒業までの英語の学習時間は
1,500時間

1,500時間で十分なのだろうか?
(ここでは学習方法については無視します。)

アメリカの国務省のエリートが、
日本語を習得するために必要とした平均時間は2,760時間

ETNの講師の平均は4,000〜5,000時間

上のグラフから、最低でも3,000時間程度は必要ということが見えてくる。

つまり、中学・高校6年間の学習では全く足りない。

中学・高校では、学習の方法も適切ではなく、学習時間も全く足りない。

英語ができないのは当然!

llll 大卒新入社員のシミュレーション

中・高での1,500時間と、大学の教養課程での授業やTOEICの学習などを加えると、
入社時の英語学習時間は合計で平均約2000時間。

昨今の新入社員 (上場企業) のTOEIC平均点は530点程度。
あと1,000時間かけて「話せるTOEIC 900点」を目標とすることは現実的。
(なぜ「話せる」かは後述。)

皆様も1000時間の学習を目標

週1回2時間の英語研修を受講するだけでは1年間でたった100時間。

毎日の自主学習が必須

毎日90分 の自主学習で 2年で1000時間 が目標。
(通勤時間往復などで60分。加えて声を出せる環境で30分など。)

llll TOEICについて

現状多くの企業では「英語」=TOEIC (Listening & Reading)。

しなしながら、TOEIC学習には注意が必要です!

雑誌『PRESIDENT』のアンケートでは、TOEIC730点以上の半数以上の人が

「簡単な商談や取引も出来ない」

と回答。

Why?

TOEICは「読む・聞く」(インプット)能力だけを判定するテスト

話せない(アウトプットできない)から仕事で使えない。

話せるようになるには、アウトプットのトレーニングが必要。

加えて、

脳科学研究では、
インプットを繰り返すよりアウトプットした方が記憶に定着しやすい
と言われている。

TOEICに特化した学習は効率が悪い

llll 英会話スクールについて

英会話スクールでのビジネス英語の教え方は、
電話、ミーティング、プレゼンなど、ビジネスのシチュエーション毎に
よく使う表現(定型表現)を暗記させるやり方。

この 定型表現を覚えるというやり方は即効性はある

なぜなら、ビジネスで使用する表現の半分以上は定型表現が占めるから。

しかし、定型表現をいくら多く覚えても「仕事に必要な英語力」
= 「自分の言いたいことを自由に表現できる英語力」の獲得にはつながらない。

言語の3つの基本要素である、

単語、文法、発音を組み合わせて無限の文章を作れるようになること(ボトムアップ学習)がメイン

定型表現を覚えること(トップダウン学習)はあくまで補足。

llll 効率的な英語学習法について

英語の効率的な学習方法 は、

ボトムアップ学習 を基本として、 トップダウン学習 も補足として行う。

そして、それぞれの学習を進める上で、

インプットトレーニングアウトプットトレーニング
の両方を取り入れること。

llll 言語の基本要素について

言語習得の基本である ボトムアップ学習 では、まずは、言語の3つの基本要素である

「単語」「文法」「発音」

の知識を習得しますが、これらは決して難しいことではありません。

llll 単語について

「英単語」はどれくらい覚えればよいのか。

言語学者3名の研究結果では、
最重要語2000語で約80%を占める

日本の学習指導要領では、
中学で1,100語、高校で2,000語トータルで3,100語を学習。
(大学受験を経験している人は、5〜6,000語を学習。)

第一目標は 高校2年生位までの英単語

注意点①
重要語には繰り返し出会う。しかし、いつも同じ意味や使われ方とは限らない。
重要語は多くの意味を持つ場合が多く、それらを深く学習する必要がある。

注意点②
重要語2,000語は約80%を占めるが、2,001語目から6,000語目の4,000語はたった約10%。
覚える単語の選別は慎重に。

llll 文法について

大人は「文法」の学習は必須

子供が文法を学習せずとも言語習得が可能なのは、脳の性質が違うから。

子供 (臨界期前) の脳は丸暗記の能力が高いため、文法のようなルールは自然と身につくが、
大人は意識的に学習する必要がある。

我々の目標は自分の言いたいことを自由に表現できる英語力。
そのためには、
まずは 高校1年くらいまでの文法が目標

我々英語の非ネイティブが、非ネイティブに話すときは、自分の意見とその根拠を、やさしい単語と単純な文法で組み立てたわかりやすい英語で理路整然と明確に表現することが重要。
ネイティブ並みの表現力は必ずしも必要ない

英語のネイティブに話すときも同様、難しい英語を使う必要はない。
しかしながら、
ネイティブが我々非ネイティブに対して易しい英語を使ってくれると期待してはいけない

まずは、
自分の言いたいことを言えるようになるための文法(高校1年程度)
を身につけることが第一

その後、理解できる範囲を広げていけば良い。

llll 発音について

日本の学校教育ではあまり重要視されてないが、単語と文法と同様、
「発音」は日本人にとって重要課題

しかしながら、理解するのは簡単。

まずは発音数。
日本語の母音は5、英語は24。日本語の子音は16、英語は24。
英語には日本語にない発音が多い

だから日本人には難しい。

例えば /si//ʃi/ の違い。

日本語には /si/ の発音がない。
そのため、この2つの発音を区別することが難しい。
「渋谷」の「シ」は /ʃi/ で /si/ とは発音しない。

自分で発音できない音は聞き取れない

日本語にはない発音は、口の動かし方を意識しながら、
なるべく正確に発音できるように繰り返し練習すること。
そうすれば、リスニング力も向上する。

日本人が英語を聞き取れない最大の理由は音声変化

英語は、単語と単語がつながって発音されたり、ある音が消えたり、別の音に変化したりする。

音声変化が起こっても聞き取れるようになるには、
自分でも発音できるようになること

llll 自動化とは?

言語習得の第一歩は単語・文法・発音の 「知識を得る」 こと。
そしてそれらは、それほど難しいことではない。

しかし、それらの知識を得るだけでは英語を使えるようにはならない。
知識を無意識的に、自動的に使えるようにしなければならない。
それが 「自動化」

「自動化」すれば、英語の語順で、英語を英語のまま理解できる。
つまり 「自動化」とは「英語脳」を獲得すること

繰り返しが必要なため「自動化」には時間が必要

llll 総括

  • 単語・文法・発音の知識を習得し、その3つを組み合わせて無限の文章を作れるようになることがメイン。(ボトムアップ学習)
  • ビジネスでよく使用される定型表現を覚えることで補足。(トップダウン学習)
  • 習得した知識は無意識的に使えるように、インプットトレーニングとアウトプットトレーニングを繰り返し行い「自動化」する。
  • 知識の習得は難しいことではないが、「自動化」にはどうしてもある程度の時間がかかる。

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