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選定語については、過去の入試問題のデータと、コーパス・データから「4000語レベルのBasic語彙」が選ばれているとあります。どれもベーシックな単語なので、ビジネス向けとマッチしているかどうかは気にしなくてもよいと思います。
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単語数については、実際は見出し語で1,120語、派生語・関連語を加えても2,700語弱しかありません。「4000語レベル」のうち、1,120語しか掲載されていないので注意が必要です。中学レベルの「超基本単語」を一度おさらいしたい人は、この「Basic」の一つ下のレベルの「Entry」から始めた方がよいかもしれません。
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派生語・関連語、そして発音記号も掲載されていることはプラス評価です。
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「目と耳を活用して覚えること、そして例文により「読解力」+「聴解力」も強化」をうたい文句にしていますが、これは第二言語習得研究や脳科学研究から見ても評価できます。
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付属のCDには、見出し語、日本語定義、見出し語の順で収録してあり、1週間分の収録のあとに、1週間に1つ掲載されている「Review」の長文の音声も収録してあります(単語毎のフレーズとセンテンスの音声は収録されていません)。例文を読むスピードはナチュラルより遅めです(キクタンリーディングBasic4000 よりも早め)。
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注意点としては、「1日16単語を70日で」をうたい文句にしていますが、単語は一回で覚えられるものではありません。繰り返しが必要ですので、70日で全て覚えられるとは思わないでください。また、付属CDでは音楽のリズムにのって録音されているので好き嫌いがあるかもしれません。例文の時は音楽は入っていません。
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別売りの「改訂版キクタンBasic例文音声」は、見出し語、単語毎のセンテンスと日本語訳(センテンスは付属CDには未収録)の順で録音されています。iPhone用アプリ(600円)は、音楽のリズムにのせて見出し語と日本語訳、音楽なしの見出し語とセンテンスが収録されています。両方とも長文の音声は録音されていません。