Reading Aloud

音読の効果とその方法

音読の効果

  • 英語・英会話学習の基本中の基本トレーニング。

  • 意味と文の構造 (文法・構文) を意識しながら音読することで、文の構造を無意識的に理解できるようになり、英文を前から理解する脳回路の基礎を作る。

  • 発音を意識しながら音読することで、適切な発音・音声変化・イントネーテョン・強弱の体得を促す。

音読の方法

  1. 自分のレベルにあった音源付きの長めの英文を用意。

  2. 意味と文の構造 (文法・構文) を意識しながら声を出して読む。

  3. 1度音読しても意味がわからない時は、繰返し音読してみる。(戻り訳す癖が出るので、黙読して理解しようとしないこと。)

  4. わからない単語や文法・構文がある場合は、辞書等で調べて完璧に理解してから、発音があいまいのところ、わからないところがある場合は、音源で確認してから、再度行うこと。

音読用サンプル英文

スティーブ・ジョブズ:スタンフォード大学卒業式スピーチから(上級者向け)

SAMPLE-1

The first story is about connecting the dots. I dropped out of Reed College after the first 6 months, but then stayed around as a drop-in for another 18 months or so before I really quit. So why did I drop out? It started before I was born. My biological mother was a young, unwed graduate student, and she decided to put me up for adoption. She felt very strongly that I should be adopted by college graduates, so everything was all set for me to be adopted at birth by a lawyer and his wife.

connect /kənékt/ (動) ~をつなぐ

dot /dɑ́t/ (名) 点

drop out of 〜: 「〜から落ちる」から「~から中退する」の意。 “out of” = “from”

Reed College: ジョブズが中退したリード大学

stay around: 「周りにとどまる」から「うろうろする」の意。

drop-in: “drop in 〜” は動詞句で「〜 の中に落ちる」から「〜に立ち寄る」の意。名詞の “drop-in” は「立ち寄る人」から「大学の聴講者」(正規の学生ではない)の意。

〜 or so: 「〜もしくはそれくらい」から「〜かそれくらい」の意。

quit /kwít/ (動) やめる

biological /bàiəlɑ́dʒikl/ (形) 生物学の: “biological mother” は「生物学上の母」から「産んでくれた母親」

unwed /ʌ̀nwéd/ (形) 未婚の: “wedding” の “wed”。 “un” は否定の意。

graduate student: 大学院生: 大学生は “undergraduate student”

adoption /ədɑ́pʃən/ (名) 養子縁組 ⇨ adopt /ədɑ́pʃən/ (動) 養子にする

put me up for adoption: “put 〜 up” もしくは “put up 〜” は「〜を上へ置く」の意。全体の意味は「私を養子縁組のために上へ置く」から「私を養子縁組に出す」の意。

graduate /grǽdʒuət/ (名) 卒業生

be all set to 〜: 「〜するために完全に整えられる」の意。: “all” は副詞で「完全に」の意。

at birth: 「生まれた時に」の意。

everything was all set for me to be adopted at birth by a lawyer and his wife: “for me to be adopted” は「私が養子に出される」の意。 “to”不定詞の主語は “for 〜” で表す。全体の意味は「私が生まれた時に、弁護士夫妻に養子に出されるよう全てが完全に整っていた。」の意。

SAMPLE-2

Except that when I popped out they decided at the last minute that they really wanted a girl. So my parents, who were on a waiting list, got a call in the middle of the night asking: “We have an unexpected baby boy; do you want him?” They said: “Of course.” My biological mother found out later that my mother had never graduated from college and that my father had never graduated from high school. She refused to sign the final adoption papers. She only relented a few months later when my parents promised that I would go to college. This was the start in my life.

except /iksépt/ (接続) (~ということを) 除いて ⇨ Except that 〜: (that以下) であることを除いては。ここでは “when” から “a girl” までのことを除いては、の意。

pop /pɑ́p/ (動) 飛び出す ⇨ pop out: 「パッと飛び出す」から「生まれる」の意。

at the last minute: 「最後の時に」から「土壇場になって」の意。

when I popped out they decided at the last minute that they really wanted a girl: “popped out” までで一区切りで「私が生まれた時」の意。つづく文は “at the last minute” をカッコに入れると理解しやすい。 “they decided that 〜” は「彼らは本当に女の子が欲しいということを決心した」の意。

who were on the waiting list: “who” は関係代名詞。先行詞は “my parents”

waiting list: 順番待ちリスト ⇨ be on the waiting list: 順番待ちリストに載っている

got a call in the middle of the night asking 〜: “in the middle of night” をカッコに入れると理解しやすい。 “got a call asking 〜 ” “asking” の主語は “a call” で「電話を受けたが、その電話は〜を尋ねた」の意。

in the middle of night: 「夜の真ん中に」から「真夜中に」の意。

unexpected /ʌ̀nikspéktid/ (形) 予期しない ⇨ expected /ʌ̀nikspéktid/ (形) 予期された

of course: もちろん

find out that: (that以下の事を) 見いだす、気づく

find out that my mother had never graduated from college: “that” 節内は、“found out” した時より更に過去のため過去完了の形。「母が大学を卒業していなかったことがわかった」の意。

refuse /rifjúːz/ (動) 拒否する

final adoption papers: 養子縁組の最終書類 (契約書)

relent /rilént/ (動) (決意などが) 折れる

She only relented a few months later when my parents promised that I would go to college: “only” はここでは「~になってようやく」の意。 “when” は関係副詞。先行詞は “a few months later” で「(when以下のことが) 起こった数ヶ月後」の意。 “when” 節は「私の両親は、私が大学に行く事を約束した」の意。「私」の両親が約束したのは過去 (promised) で、その過去の時点から、将来「私」が大学に行くという未来のことを言っているので、時制を一致させて “will” ではなく “would” が使われている。

SAMPLE-3

And 17 years later I did go to college. But I naively chose a college that was almost as expensive as Stanford, and all of my working-class parents’ savings were being spent on my college tuition. After six months, I couldn’t see the value in it. I had no idea what I wanted to do with my life and no idea how college was going to help me figure it out. And here I was spending all of the money my parents had saved their entire life. So I decided to drop out and trust that it would all work out OK.

I did go to college: 大学に行ったことを強調するために “went to ” ではなく “did go to” としている。

naively /nɑívli/ (副) 無邪気に ⇨ naive /nɑːíːv/ (形) 単純な (日本語のナイーブの意味はなく、ネガティブの意味のみ)

be as expensive as 〜: 〜と同じくらい費用がかかる

working-class /wə́(ːr)kiŋ//klǽs/ (形) 労働者階級の

savings /séivɪŋz/ (名) 貯蓄 ⇨ save /séiv/ (動) 貯金する

tuition /tju(ː)íʃən/ (名) 授業料

all of my working-class parents’ savings were being spent on my college tuition: 受動態の過去進行形で「使われていた」の意。

see the value: “see” は「理解する」の意で、「価値を理解する」の意。

I have no idea what (how) 〜: 「(“what (how)” 以下) のことはわからない」の意。

what I wanted to do with my life: “what” は先行詞を含む関係代名詞「〜すること (もの)」の意で、全体では「私が人生でやりたいこと」の意。

figure out 〜: “figure” は動詞で「思う」。 “out” は「完全に」のニュアンス。「〜と完全に思う」から「~を見つける」の意。

help (人) figure out 〜: 「(人) が 〜 を “figure out” することを助ける」の意。help + O + 動詞の原形:Oが〜することを助ける

how college was going to help me figure it out: “how” は先行詞を含む関係副詞「〜する方法」の意。 “it” は “what I wanted to do with my life” を指す。 全体では「私がそれを見つけるために大学が助けてくれる方法」から「私がそれを見つけるために、大学がどのように助けてくれるか」の意。

I was spending all of the money my parents had saved their entire life: “money” の後に関係代名詞 “that” もしくは “which” が省略されている。 “had saved” と過去完了となっているが、それは “I was spending” よりも更に過去のため。「私の両親が貯蓄したお金の全てを “spending” していた。」の意。 “their entire life” は「彼らが生涯に」と副詞的に使われている。

trust /trʌ́st/ (動) 信頼する

work out 〜: 結果が~になる

it would all work out OK: “decided (to trust)” した過去の時点から見て未来を表すために、時制を一致させて “will” が “would” となっている。 “all” は副詞で「すっかり」の意。全体では「すっかりうまくいくと信じることを決めた」の意。

  1. 大きな声を出して読んでみよう。

  2. わからない単語・文法・構文は確認しよう。発音方法があいまいな場合は音源 (下記参照) で確認しよう。

  3. 意味と発音方法を完璧に理解したら、また数回音読を繰り返してみよう。

SAMPLE-1 音源
SAMPLE-2 音源
SAMPLE-3 音源

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