Highly Effective Study Habits

効率的に記憶するための学習習慣は?

llll 寝ている間の脳を有効活用しよう!

 

人間の脳は寝ている間に記憶を整理整頓していることが知られています。それによって、学習した時点では理解できなかったことが、整理整頓されたおかげで後になって理解できるようになることがあります。この現象を、レミニセンス(追憶)現象と呼ぶそうです。

 

学習したものが少し時間をおくと高度化するという現象ですが、これは、一日6時間まとめて学習するより、2時間ずつ三日にかけて学習した方が、途中に睡眠が入るため、その間に記憶が整理整頓され、効率的に習得できるということです。

 

英語は少しずつでも毎日学習した方が圧倒的に効率的ということ。

llll 毎日6時間以上寝ること!

 

米ハーバード大学の精神医学者であるロバート・スティックゴールドは2000年の認知神経科学雑誌に、何か新しい知識や技法を身につけるためには、覚えたその日に6時間以上眠ることが欠かせないという研究結果を発表しました。

 

一睡もせずに詰め込んだ記憶は、情報の貯蔵庫である側頭葉に刻み込まれることなく数日のうちに消えてしまうと指摘しています。学生時代の一夜漬けは試験の結果につながったかもしれませんが、すぐ忘れてしまいましたよね。

llll 寝る前15分は記憶のゴールデンタイム!

 

東京大学大学院の池谷准教授は「脳は睡眠の直前に取り込んだ情報を中心に処理するため、15分でもいいので、寝る直前に学習時間を確保するのが最も効率的」と指摘しています。

 

医学博士で脳神経外科専門医の築山節氏は、夜の学習はざっと中途半端にやって、寝ている間の脳の整理力を活用し、睡眠時間を十分にとり、起きてから整理・熟考することが合理的だと指摘しています。

 

築山氏は、夜は特に単語を覚えることなどは非常に有効であると指摘しています。この脳の性質は英語学習に活用したいですね。

llll 1ヶ月以内に復習しないとほとんど忘れます!

 

人間の脳の中の、記憶の一時的な保管場所である「海馬」は、長くて1ヶ月程度しかその記憶を保管しないことが脳科学の研究で明らかになっています。

 

海馬がその記憶を保管しているうちに、覚えたい情報を数回海馬に送信すれば、海馬はその情報を「必要」な情報と判断し、その後、長期的に記憶を保存する側頭葉に「これを記憶せよ」と指示し、側頭葉に保存されると池谷準教授は指摘しています。

 

復習なしでやりっぱなしでは、ほとんどの情報は側頭葉に保存されることなく消えてしまう、つまり忘れてしまうということです!

llll 2ヶ月で3回の復習が効率的!

 

ドイツの心理学者エビングハウスの実験を参考にすると、科学的にもっとも効率的な復習スケジュールが見えてきます。

 

まず1週間以内に一回目、次にこの復習から二週間後に二回目、そして最後に二回目の復習から一ヶ月後に三回目と、一回の学習と三回の復習を、少しずつ間隔を広くしながら二ヶ月かけて行えば、海馬は確実にその情報を必要の情報と判断してくれるといわれています。

llll 覚えたいことに興味を持とう!

 

スウェーデンの神経生理学者のブリスとレモは、θ波はシナプスの活動を活性化することを発見しました。これは脳内にθ波を発生させれば記憶力が向上するということです。

 

θ波を発生させられるもっとも効果的な方法は、覚えたいことに興味を持つこと。何にでも興味を持つ「好奇心」と「探究心」が記憶にとって重要です。

 

更に、何にでも興味を持つことで、環境に対して敏感になり、刺激を多く受けるようになると、記憶に必要な脳内の神経細胞(顆粒細胞)を活発に増殖させ、更に記憶力が向上します。

 

英語や英語圏の文化に興味を持つことは、効率的に英語を習得することにつながります。または、興味があることを英語を通してやることです。

llll 学習効果はすぐには出ないもの。継続が重要!

 

学習の効果は幾何級数的なカーブを描くことが脳科学研究からわかっています。

 

つまり「目標を1000とした場合、学習を始めた時点を1とすると、2、4、8、16、32、64と累積効果を示していく。この時点では1000までは程遠いと思うかもしれませんが、128、256、512とくればもう一息で1024になります。このような成長パターンを示すのが脳の性質。」と池谷準教授は指摘しています。

 

このことから、物事の習得でもっとも大事なことは努力の継続であることがわかります。特に学習の初期の段階では、すぐに成果が現れないからといってすぐに諦めてはいけません。

llll 学習の手順をきちんと踏んで効率的に学習しよう!

 

池谷准教授は、「学習の手順をきちんと踏めば、より早く覚えられるという脳の性質も重要。学習手順には慎重に気を配った方が賢明。」と指摘しています。

 

池谷氏は「いきなり高度なことに手を出すよりも、基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げていった方が、結果的には早く習得できる。」といいます。

 

英語学習の初期段階では、単語・文法・発音の3つの基礎力強化が重要ということにつながります。

llll まずは学習初期の基礎固めに集中!

 

一般的に、学習の量、例えば学習回数や学習時間と、それによる学習の効果はS字を描きます。

 

学習初期の段階では、その効果はゆっくりとしか現れませんが、通常、ある時突然速度を増して効果が出始めます。しかし、ある時点に達してからは、いくら学習しても効果があまり現れなくなります。

 

当然、学習効果の上昇の仕方や時期は、学習方法や個々の能力によってばらつきはあります。注意しなければならないことは、基礎をあまり固めなかった場合、急激に上昇したけれど途中で上昇が止まったり、そもそも急激に上昇しない場合があるということ。

 

学習時間とTOEICの点数の推移をイメージしたのが下の図です。一般的に学習初期の段階では、いくら学習してもあまりTOEICの点数は上昇しません。

 

しかし、基礎をきっちり固めた場合、500~600点に達したころから急激に上昇し始めることが多くの学習者に見られます。そして800~900点くらいから学習してもあまり点数が上昇しなくなります。

llll <まとめ> 脳科学からみた記憶に効果的な学習習慣!

 

記憶に効果的な学習習慣は、① 学習は毎日続けること。② 6時間以上の睡眠を取ること。③ 寝る前15分を活用すること。④ 復習は1ヶ月以内に数回行うこと。⑤ 覚える事に興味を持つこと。⑥ 学習の初期段階で諦めないこと。

脳科学からの学習習慣
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