Effective Ways to Build Your Vocabulary

英単語の効率的な覚え方は?

llll 覚える単語の選別は慎重に!

 

米ブラウン大学のデータベースの研究では、上位2,000語の占める割合は79%なのに対して、上位2,001語から6,000語までの4,000語の占める割合は10%程度しかないことがわかります。

 

この結果から、覚える最重要語の選択が学習の効率性に非常に大きく影響することがわかります。語彙習得のための教材を選ぶ際は、掲載されている語彙がどのように選定されているかを十分にチェックしましょう。

llll 英単語は数より深さが重要!

 

一定以上の語彙を覚えたら、その後は重要語の使われ方を深く学ぶ方が効率的と主張する言語学者は少なくありません。語彙力と読解力の関係を調べた実験では、知っている単語の「数」以上に、重要語についての知識の「深さ」が読解力と強い相関関係があったといいます。

 

重要語にはよく遭遇しますが(よく遭遇するからこそ重要語)、いつも同じ意味や使われ方をしているわけではありません。どんな語や句とセットになりやすいか、どんなニュアンスを持つかなど、重要語の総合的な知識をつけることが、やみくもに「数」を追うより有効です。

llll 英単語は聞いて覚えろ!

 

脳科学では、目の記憶より耳の記憶のほうが脳に定着しやすいといわれています。耳が不自由な人は、言語の発達が遅いという事実から明らかです。それは「進化の過程で、動物は目よりも耳を良く活用してきたので、耳の記憶は目の記憶よりも強く心によく残る」からだといいます。

 

英単語を覚える際、意味とスペリングを思い浮かべながら音源を聞く方法は脳科学的にも理にかなった方法です。更に、聞くことで発音方法も習得でき、リスニング力も向上します。加えて、音源を聞いた後に、意味を思い浮かべながら実際に声に出してリピートすることは「自動化」にも効果的があります。

llll 英単語はアウトプットで覚えろ!

 

雑誌サイエンスに掲載された、米パデュー大学のカーピック博士の研究結果によると、「インプットよりもアウトプットを繰り返す方が、脳回路への情報の定着を促進する」といいます。

 

つまり、私たちの脳は、情報を何度も入れ込む(インプット:読む・聞く)よりも、その情報を何度も使ってみる、想起する(アウトプット:書く・話す)ことで、長期間安定して情報を保持することができる性質をもっています。

 

覚えたい英単語を使って英作文したり、口に出したりして何度も使う(アウトプットする)と覚えやすいということです。

llll 英単語は他の知識と関連付けて覚えろ!

 

人の脳内には数百億個のニューロン(神経細胞)があり、それらをつなぐ役割をになうシナプス(神経回路)があります。そのシナプスを活性化させると記憶力が向上することがわかっています。

 

東京大学大学院の池谷准教授は、「脳は合理的なので、無意味なことに余分なエネルギーを使わない。理解することは、知識を消化するということ。知識が消化されればその知識を使ってまたさらに多くの事を理解できる。そして数多くの事象が次々とシナプスの中でつながって、さらに記憶力が増強される。」と指摘。

 

つまり人の脳は、事象と事象が連合されると普通より弱い刺激でシナプスが活性化する性質をもっています。つまり、脳は、他の知識と関連づけて物事をよく理解したときだけ、それをしっかり記憶してくれます

llll 英単語は文脈の中で覚えろ!

 

二言語習得研究では、単語を文脈の中で覚えることは、文章全体の内容、コロケーション(前後にどんな単語がくるか)、文法情報や、他の知っている単語などと関連づけることになるので、非常に有効な方法であると指摘されています。

 

脳は、他の知識と関連づけて物事をよく理解したときだけ、それをしっかり記憶してくれる。このことは脳科学的にも裏付けられていましたね。

llll 英単語は語源を意識しろ!

 

英単語は語根、接頭語、接尾語で構成されています。語根は中核的な意味を表し、接頭語と接尾語が付加的な意味を表します。語根のもともとの意味を意識して単語を覚えることは、ものごとを関連づけて覚えることになるので非常に有効です。

 

例えば、「port」という単語はもともと「運ぶ」という意味で、そこから「港」という意味になり、「im = in」という接頭語がつくと「import」輸入、「ex = out」がつくと輸出になります。また、「able」という接尾語がつくと「portable」運べる、「er」がつくと「porter」運ぶ人になります。その他、「report」「transport」「sports」など20以上の単語が「port」という語根から派生。「port」という語根を覚えると、同じ語根、接頭語、接尾語をもつ単語を関連させて覚えることができます。

llll 英単語の中核的な意味を獲得しろ!

 

ビクトリア大学ウェリントン校(NZ)のポール・ネーション教授は、複数の訳語がある場合は、全てに共通する中核的な意味を探す習慣をつけると良いといいます 。

 

例えば「base」には「台座、軍の基地、支持母体、出発点、野球の塁」などの訳語がありますが、「基盤となる大事な場所」というニュアンスな共通しています。共通点について徹底的に考えることで、単語の意味が残りやすくなるといいます。色々な訳語を関連づけることになるから。

 

全ての訳語に共通する中核的な意味・ニュアンスこそ、ネイティブ・スピーカーがその単語に持っている意味的な感覚なのです。そのようなネイティブ・スピーカーと同じ感覚を持つことが最終的な目標です。

 

英単語の中核的な意味・ニュアンスを獲得するには、語源を意識することが有効です。

llll 英単語は多読で覚えろ!

 

英単語を覚えるには多読も有効です。関西大学大学院(言語学)の門田教授は、知らない単語・文法が全体の2〜3%程度含まれた本を多読することは、前後のコンテキストをもとにした類推により、新たな単語や文法に関する知識を習得する効果も期待できると言います。

 

岐阜聖徳学園大学教育学部の大石教授は、左脳の言語野の血流量を測定する実験の結果、実力より少しだけ難易度の高い教材を読んだとき、脳の血流状態を、新たな知識を最も効率的に取り込める状態(選択的活性状態)にできることがわかったと指摘しています。

 

大石教授は、同じテーマや文体のものばかりを集中的に読むナロー・リーディングも、脳内を選択的活性状態にする効果があったといいます。

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