Why TOEIC High Scorer Can’t Speak!

TOEIC高得点なのに話せない理由を脳科学的に説明すると?

TOEICで高得点を取っても話せないので仕事で使えないという方が沢山いらっしゃいます。TOEICは「読む・聞く」能力のみを判定するテストですから、それだけに特化して学習すると話せなくなります。でもなぜ「読む・聞く」ことはできるようになっても、「話す・書く」ことはうまくできないのでしょうか?

llll 「英語」回路と「日本語」回路

 

英語を流暢に使えるようになるためには、英語脳(英語の回路)を作る必要があります。日本語を使うときは日本語の回路を使いますが、英語を話すときは、その日本語の回路は使いません。日本語の回路を使って英語を使おうとするからうまくいきません。英語の回路を新しく作る必要があります。

 

英語脳を作る必要があることは、脳波を調べる実験でも立証されています。日本語しか話せなかった日本人で、一生懸命英語を学習し、英語もほぼネイティブ・スピーカーのレベルになった方の脳波を調べた結果、日本語を話す時と英語を話す時とは、活性化する脳の領域が違ったそうです。英語を使う時と日本語を使う時とでは、違う回路を使っている証拠です。

llll 英語を「読む」回路

 

上記から、言語を「読む・聞く」時と、「話す・書く」時に使う回路も違うということが容易に想像できます。

 

英語を「読む」ときは、それぞれの英単語の意味と、その並び(英文法)から英文を理解します。従って英文を読めるようになるためには、つまり英文をスラスラと「読む」回路を作るためには、英単語を見たらその意味を理解できるようにすること、そしてその並び方を見て文法構造を理解できるように繰り返しトレーニングする必要があります。。

 

「読む」というのは、英単語と英文法を「理解」するという「受動的」な回路が必要だということがわかります。

llll 英語を「話す」回路

 

一方で、英語を「話す」ときはどうでしょうか?

 

英語を「話す」ときは次のことを頭の中で行なっています。つまり、言いたいことが頭に浮かび(まだ言語化されていない)、それを表現するために、英単語と英文法の知識を記憶から引き出し、自分で文章を組み立てます。そして同時並行的に、記憶から引き出した英語の発音のルールに従って発話することになります。

 

「話す」というのは、上記の「読む」時と違い、英単語と英文法(と英語の発音)を「使う」という「能動的」な回路が必要だということがわかると思います。

 

つまり「読む」だけのトレーニングを一生懸命繰り返し、スラスラと「読む」回路を作れたとしても、流暢に「話す」ことには繋がらないということです。「読む・聞く・話す・書く」回路はそれぞれ別に鍛える必要があるということです。

llll 英語を「話す」回路の作り方

 

脳回路を作るというのは、脳内の神経細胞(ニューロン)を神経回路(シナプス)を介してつなげることだそうです。シナプスが太くなると情報伝達がよりスムーズにいくようになります。シナプスは強い印象や繰り返しによって太くなるそうです。

 

つまり、覚えた英単語や英文法を、使いたい時にいつでも記憶の奥底から引き出せるよう回路を作るためには、それらの情報伝達がスムーズになるまでニューロンを太くする必要があるということです。そしてそのためには繰り返しが重要ということ。

 

効率的に英語を習得するには、英単語と英文法、そして発音方法を学習する際、「理解」するという「受動的」な回路を作ることに加え、「使う」という能動的な回路も意識することが重要なのです。

llll 英語を「話す」回路を構築するトレーニング方法

 

シャドーイング: 通訳、同時通訳を目指す方々の基本トレーニング。英語を英語のまま、英語の語順で理解する能力を強化。発音矯正や流暢さ向上、リスニング力向上にも効果大。詳しい方法はこちら

 

リプロデューシング: 日本語を介入させないで頭の中で英語の文章を組み立てる基本トレーニング。インプットされた文法の知識を、アウトプットできるようにし、スピーキングの流暢さ向上を促す。詳しい方法はこちら

 

リフレージング: 日本語を介入させないで、様々な表現方法を使えるようにするトレーニング。スピーキングの流暢さを向上させると同時に、英語脳を強化できる。詳しい方法はこちら

 

サマライジング: 日本語を介入させないで、言いたいことを英語で話すトレーニング。頭に浮かんだ言いたいことを、日本語を介入させることなく英語にする能力を向上させる。詳しい方法はこちら

 

シミュレーション: スピーキング力向上のための基本中の基本トレーニング。言い回しや表現方法を頭の中に蓄積でき、スピーキングの流暢さを向上させる。詳しい方法はこちら

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